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多摩産材事業者インタビュー

多摩の木材で、楽しいことをやっていきたい!

美光印刷株式会社

平成10年創業の美光印刷株式会社は、企画・宣伝・広告・制作から印刷・加工まで幅広く手掛ける印刷会社です。紙媒体にとどまらず、店舗内外装のデザイン、WEB制作、プリザーブドフラワーアレンジメントなどにも意欲的に取り組んできました。

そんな当社は、令和元年から多摩産材を用いた木材加工・木工品の製作販売にも乗り出しました。

東京の木 多摩産材を「使うためにはどうすれば良いか?」を考えた

当社が木工事業に乗り出したきっかけは、加羽澤 綾専務取締役が、青梅青年会議所の理事長を引き受けたことです。理事長の仕事を通じて、多摩の山で貴重な資源である木材が埋もれているという地域課題に気づき、多摩産材を有効活用していかなければならないと考えるようになりました。当社には、アクリルキーホルダー製造のために導入したレーザー彫刻機やUVプリンタがあります。まずはこれで木材に加工を施すことで多摩産材を活用。そして、多摩産材を使った当社のオリジナル商品をはじめ、様々な印刷物や販促品、OEM商品などが誕生しました。

多摩産材で面白いことを

ところが、当社の木工事業に最初に舞い込んだ依頼は、小物ではなく屋台のオーダーでした。昭和レトロな屋台を何台も作り、地域資源を活かしたイベントをやろう!―しかし、盛り上がったその計画は、試作機が完成した矢先、新型コロナウイルス感染拡大の影響で頓挫してしまいます。それでも、仲間たちとともに「楽しいことを木材でやりたいよね!」と、様々なアイデアを出し合い、次々と試しています。

なかには失敗してしまったものもありますが、現在も多摩産材でスケートボードの練習に使うロングボードを開発しようと企画中です。

当社にはいろいろなところから一風変わった依頼や相談が舞い込んできます。それをkitokitoさん、森と市庭(いちば)さんなど、多摩産材に関わる他の元気な業者とも協力し合いながら、多摩産材の森と、この地域を元気にする、面白いことを実現していきたいと考えています。

町おこし × 多摩産材 × 印刷 で文化をつくっていきたい

そんな当社の強みは、本業の印刷というバックボーンです。企画やアイデアを即座に宣伝できる形に持っていくのはお手のものなのです。

印刷業の枠にとらわれず、かつ、印刷や動画・WEB制作などができることを強みにしています。やりたいのは、これまでになかった新しいチャレンジです。当社は基本、ノーとは言いません。うまくいくか自信はないけれど試してみたいアイデアがある方、何か新しいことにチャレンジしたい方、そんな人と一緒に、楽しみながら町おこし、地域おこしに挑戦していきたいです。

  • 代表取締役の加羽澤光輝さん:イメージ
    代表取締役の加羽澤光輝さん
  • 試作のロングボード:イメージ
    試作のロングボード
  • 商標登録:イメージ
    商標登録
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