文字サイズ

多摩産材事業者インタビュー

木の温もりが感じられる保育用品

株式会社シーズ製品計画

平成7年にオフィスや商業施設の空間プロデュース会社としてスタートし、次第に保育施設向けの家具や備品の企画、販売に特化していった株式会社シーズ製品計画。子どもたちが楽しみながら成長できる、新しい保育環境を実現するための製品開発を行っています。当社の展開する保育用品のブランド「CコッoFファa」には、平成25年から「メイドイン東京シリーズ」と銘打って、多摩産材のヒノキやスギを使った椅子、テーブルが加わりました。

子どもたちのために現場の声を活かした製品

「CoFa」は、フランス語のCopain(友だち)とFabrique(つくるところ)を組み合わせた造語です。子どもたちが日々を過ごす場所をより楽しく快適なものにするべく、保育施設からの要望に対し、様々な提案を行っています。

そんなCoFaブランドの製品は、保育現場に携わる先生の声から生まれます。月齢により体格の差が大きい乳児でも姿勢よく座れるように、座面の高さが変えられ、足置きやクッションで微調整できる乳児用椅子を作ったり、1歳児がロッカーに入って遊んでいるのをヒントにした「プチかまくら」を商品化したり。こうした当社の姿勢に賛同し、製品開発に協力頂ける保育施設も年々増えてきています。

製品一つ一つにストーリーがあり、現場ならではのアイデアが盛り込まれています。保育の専門家と、私たち家具の専門家との相乗効果による製品作りが強みです。

多摩産材の「本物の木が持つ素材の力」が保育現場で好評

当社が提案する多摩産材の椅子やテーブルは、特に保育の現場で働く職員から喜ばれています。

子どもたちには本物に触れさせてあげたいと考える保育士さんがたくさんいます。

いかにも工業製品という雰囲気の椅子よりも、職人の手作業で作られ、使い込んでいるうちに風合いの経年変化も楽しめる、そんな本物の木の持つ質感、素材の力に魅力を感じて下さっているようです。

子どもたちのためのトータルな環境提案

当社では、環境への配慮から、小さな遊びのコーナーまで、子どもたちのための「環境」をトータルに考えています。保育環境の提案の際に、すべての家具を新しくするのではなく、これまで使っていた既存の家具を有効利用した案を検討するのもその一例です。

また当社のコーナー家具は、ままごとや製作遊び、パズルなど、友だちと一緒に何かに取り組むなかで、他人と関わる力が育まれる「動的環境」をつくるために活用されています。

子どもたちが過ごす環境をより良くするためには、既製品の家具をただ並べるだけではなく、実際の保育スペースで、どのような保育を目指したいのか、現場の先生の意見を伺いながら一緒につくり上げることが重要だと考えています。

  • キャプション:イメージ
    キャプション
  • キャプション:イメージ
    キャプション
  • キャプション:イメージ
    キャプション
事業者紹介ページはこちら