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多摩産材事業者インタビュー

檜原村産ヒノキ100%のエッセンシャルオイルや生活雑貨が人気

株式会社ウッドボックス ひのはらファクトリー

令和3年7月に檜原村にオープンした檜原村ジャガイモ焼酎工場等施設「ひのはらファクトリー」。檜原村特産のジャガイモ焼酎の醸造所の見学などができるほか、檜原産のヒノキを利用した精油(エッセンシャルオイル)やルームフレグランス、マスクスプレーをはじめ、檜原村のヒノキを使った工作キットやマスクケースなどの木工品を購入することもできる、檜原村の自然の恵みを存分に堪能できる施設です。

ここで焼酎の醸造や、檜原村のヒノキを使った「産直[+F]」シリーズを製造・販売しているのが株式会社ウッドボックスです。

多摩産材の魅力は関わる人々の心意気や環境にも

国産木材のなかでも、建材として使えないものは、ややもすると無下に扱われがちです。ですが、多摩産材に関わる人たちには、建材に向かない木や端材、木質以外の部分に対しても「どれだけ活用できるか」と積極的に活用方法を探そうという気風があります。当社でも、ヒノキの葉を蒸留して使用したり、多摩産材を多く扱う製材所から、建材にはならない材で薄いヒノキ板を作ってもらって活用したりしています。

また、産地と消費地との距離が近いことも多摩産材の魅力のひとつ。産地を気にする消費者が増えてきたこともあり、催事などで「どこで取れた木なの?」「檜原村です。ぜひ産地にもいらしてみて下さい」というようなやり取りも多くなりました。

多摩産材そのものの良さはもちろん、関わる人の心意気や、多摩という地域の自然環境、その気になれば産地を訪れられる近さなども多摩産材の魅力だと思います。

ヒノキの機能性を活かしたアイテムが人気に

コロナ禍のなか、ヒノキの持つ天然の抗菌作用が注目されました。当社のヒノキのマスクケースや100%天然成分のヒノキ蒸留水、マスクスプレー、ルームフレグランスなどは、テレビ番組でも紹介されて大人気に。

おうち時間が長くなって、外に出かけられないストレス解消にも、自然のヒノキの香りが求められたのだと思います。コロナが落ち着いたら、ぜひ実際に檜原村の山にも足を運び、森に癒されて頂きたいと思います。

当社のヒノキ精油は、大量生産ではなく一つ一つに想いが込もっています。スタッフが自らヒノキの薪を割るところから手がけ、チップを作り、蒸留させ、手間ひまをかけて作られた製品です。また、檜原村のヒノキを気に入って頂いたお客様に向けたオンリーワンの商品受注にも取り組んでいます。

当社では、お客様のご要望を受けて翌日には商品化というようなことも可能です。昔から縁起物とされ、高級感もあるヒノキ。そこに価値を見出して下さるお客様と一緒になって、今後も日々新しいものを作っていきたいと考えております。

  • 代表の吉田光世さん:イメージ
    代表の吉田光世さん
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