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多摩産材事業者インタビュー

子どもたちの五感を多摩産材で育む

株式会社東京・森と市庭

株式会社東京・森と市庭(いちば)は平成25年、奥多摩地区の山主と、都市の暮らしに奥多摩の木を届けたいと考える企業の縁から生まれました。多摩の木に新しい価値を生み出そうと、「森とあそび 木とくらす」を合言葉に、子どもたちやファミリー層に向けて、多摩産材を有効活用した木育商品・木育体験を提供しています。

多摩産材の香り高い遊具や木のおもちゃが保育現場で好評

当社の製品の9割を占めるのが保育施設向けの遊具や木のおもちゃ。なかでも「こだまのこや」シリーズや木馬、屋外遊具などが好評です。

無機質なプラスティックではなく、さわって匂いを感じることのできる木のおもちゃや遊具は、子どもたちの五感を豊かにしてくれると考えています。そして、日頃から子どもたちと接する保育士さんたちも、そういったものを求めて下さっています。

コロナ禍だからこそ生まれた奥多摩モクリンピック

当社が実施して話題となったのが、木と森を使った遊びと学びの祭典「奥多摩モクリンピック」。これは、もともとコロナ禍の影響で修学旅行の訪問先が日光から青梅・奥多摩に変更になった青梅市の小学6年生のために企画されたものでした。8チームに分かれた6年生児童が、丸太転がし、丸太の早切り競争、年輪を見ての木の年齢当てクイズ、みんなで木を倒すなどの種目を通じて、楽しく遊びながら木に触れて学びました。

これをきっかけに、当社では個人向けの山遊びや伐採体験などのプランも提供を開始することになりました。

多摩産材の「欠点」も、見方を変えれば大きな魅力になる

多摩地域には、残念ながら手入れの行き届いていない山も少なくありません。

しかし当社では、曲がっていたり、節が多かったりと、建材としては嫌がられそうな木材でも、子どもたちの前ではそれが豊かな個性となり、魅力的に輝くと考えております。

例えば、切り出したばかりの木と乾いた木を比べると、驚くほど重さが違います。こんなところからも、木の保水能力を知るきっかけを体感できますし、また、大きく曲がった木や年輪を見ている子どもたちに「なぜ曲がったんだろう?」「この木は何歳かな?」などと声をかければ、森や木に興味を持つきっかけを作ることができます。

木に触れる機会を提供することで、子どもたちには五感を磨き、センスオブワンダー(自然の持つ神秘さや不思議さに目を見はる感性)を育んでほしいと思います。

そんな子どもたちなら、大人が抱えている社会問題をきっと解決してくれると信じています。

  • 生産管理部長の牛島一成さん:イメージ
    生産管理部長の牛島一成さん
  • 屋外遊具:イメージ
    屋外遊具
  • 社有林:イメージ
    社有林
  • 製材所:イメージ
    製材所
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