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多摩産材事業者インタビュー

本当に人の役に立ち環境にも人にもやさしい木の手すり「クネット」

クネット西東京(株式会社中村工業クネット事業部)

木製の波型手すり「クネット」。この施工販売代理店がクネット西東京(株式会社中村工業クネット事業部)です。

元々は家族で個人事業として手すりメーカーの工事の下請けを行っていた当社ですが、お客様から手すり工事以外にも手伝ってほしいという要望が増え、それに応えるかたちで株式会社中村工業として法人化。その後、下請け工事も続けながら、様々なメーカーの手すりを取り扱う数少ない企業として、BtoB、BtoCを問わず、手すりの販売も手がけるようになりました。

波型手すりで暮らしをサポート

手すりを中心とした金属工事全般を請け負うだけでなく、金属加工や製作物の取り扱いも行う当社では、木製の手すりに限らず、金属製や樹脂製の波型手すりの納入・取り付けも行っています。

現場で問題なく施工するだけでなく、実際にその建物を使う人がより満足頂けるような施工を心がけています。クネットは直線の手すりと比べて力を入れやすく、体を預けやすい形になっているので、今まで階段の上り下りができなかった方でも、自力で移動ができるようになります。これからますます高齢化が進む日本で、ニーズが高まっていく手すりだと思います。

多摩産材のクネット

そんな当社が国産木材や多摩産材を用いるようになったきっかけは、クネット天童でスギを使用した手すりを発売したことでした。

当社の所在地は、八王子の陣馬山(じんばさん)のふもとです。周りに見える多摩産材を使いたいと考え、当社で多摩産材のクネットを発売することになりました。地元の多摩産材に触れる機会として、手すりはまさにピッタリの商品です。木材と金属とを組み合わせることによって、木材と金属がお互いの長所を活かし合い、木材を利用する場面を増やすことができます。当社の強みである金属加工の技術を活かして、いろいろな方の手に届きやすく、使いやすい多摩産材を使用した製品を作るお手伝いをしていきたいです。

多摩産材をはじめとした国産木材の利用促進を目指して

人々が多摩産材を目にする機会を増やしていきたいと考えている当社。一部に金属を使用することで、木材だけでは実現が難しかったものも製品化してきました。

私たちがメインの目標として掲げているのは、実際に多摩産材に触れて頂けるクネット手すりによって、皆様がいつまでもアクティブに生活できる環境を実現していくことです。また、木材の改変技術の開発にも積極的に取り組んでいます。皆様が多摩産材を目にする機会を、今後も増やしていければと思っています。

  • 代表の中村祐樹さん:イメージ
    代表の中村祐樹さん
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