文字サイズ

多摩産材事業者インタビュー

「環境最優先」をモットーに建築から農業まで幅広く手掛ける

竹村工業株式会社

昭和15年に竹村木毛製造工場として創業し、昭和45年に今の竹村工業株式会社に改組しました。現在は建材事業部、cm事業部、建設事業部、アグリ事業部の4つの事業部門にて、事業展開しています。

木毛には、国産のヒノキ間伐材を使用しています。間伐材の有効利用により、国内林業の発展やCO2の削減に貢献。さらに、当社工場の屋根及び地上に設置した太陽光発電所で作り出したクリーンエネルギーを利用することで、製造時におけるCO2の排出削減に努めています。全社を挙げて「環境最優先」の意識を強くもち、日々事業にあたっております。

4つの事業部で様々に環境へアプローチ

当社は4つの事業部を置き、様々な角度から環境について考えています。木毛セメント板の製造、加工、販売を行う建材事業部は、タケムラ建材総合研究所とともに当社のメイン事業を担っています。最近では、内装材「レノウッド」を開発しました。

cm事業部では、太陽光発電所の運営のほか、化学物質を極力排除した高耐久賃貸マンションの運営・管理、国産木材のヒノキ木毛を使用した枕や畳などのウッドウール製品の開発・販売を行っています。このcm事業部を支える建設事業部では、自社製品に関連した施工、施工指導、工事の請負などを担います。

また、当社の最も新しい事業部であるアグリ事業部では、長野県下伊那地域の主要産業の一つである農業を行っています。地元の耕作放棄地・遊休農地を復活・再生し、地域の気候と豊かな自然を活かしたブドウ栽培、アカシア蜂蜜の生産販売に取り組み、さらに収穫した作物は、従業員の福利厚生や近隣の児童養護施設寄贈・支援を必要とするご家庭にも使われています。

環境に貢献する多機能素材「レノウッド」

木毛セメント板は、ヒノキ間伐材、水、セメントのみを原材料とした建築材料で、環境にも人にもやさしく、吸音性、耐火性、調湿、防腐、消臭など、様々な機能を持つ優れた素材です。その木毛セメント板を内装材専用として開発したレノウッドは、保育園・学校・大学図書館、国立競技場などでご採用頂きました。今後も安心安全で快適な空間提供をお手伝いします。

今後は東京都の建設物件においても、多摩産の間伐材を使用した製品を増やしていきたいと考えております。様々なシーンで活用できる高機能内装材であるレノウッドを、ぜひご検討下さい。

  • 代表取締役社長の鹿養広司さん:イメージ
    代表取締役社長の鹿養広司さん
  • 竹村工業株式会社:イメージ1
  • 竹村工業株式会社:イメージ2
事業者紹介ページはこちら