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多摩産材事業者インタビュー

国産木材の新たな可能性を広げるRPW

株式会社天童木工

古くから将棋の駒をはじめとする木工業で知られる山形県天童市。この地で昭和15年に創業した株式会社天童木工は、戦後間もない昭和22年に当時の工場長の慧眼でいち早く高周波発振装置を導入。主力商品である成形合板家具の製造販売に着手しました。令和2年に創業80周年を迎え、『天童木工とジャパニーズモダン』を記念出版。早くから実用性だけでなく、デザインも重視したものづくりを行ってきました。

大量生産に向き、強度も高い成形合板家具

主力商品である成形合板家具の特長は、同じ形を大量に作れて、通常の木材よりも強度が高いこと。そのため、官公庁や企業からの注文が多くなっています。自治体の首長室や重役室の家具、議会の議場家具などに多くの実績があり、特に議場は、当社の製品がおそらく全国の50%前後のシェアを占めるのではないでしょうか。

独自技術のRoll Press Woodで国産木材に命を吹き込む

そんな当社が平成26年に生み出し「久しぶりの成形合板のイノベーションのひとつ」といえるのがRoll Press Wood(以下RPW)です。これによって、これまで国内で埋もれていたスギやヒノキといった国産木材が、丈夫で美しい家具として利用できるようになりました。軽くやわらかい針葉樹では従来不可能だった細い脚や曲線デザインなどの家具が作れるようになったことに加え、スギ材の美しい色味もそのまま味わえるRPWは、観光列車の内装などにも使われ、「地元の材料で作りたい」という声にも応える製品となっています。

素直な美しい木目が特長の多摩産材のスギ

生育した場所の条件によって状態が大きく異なるスギ。多摩産材のスギには、他にはない魅力があり、それは木目の良さであり、安定した気候がとても素直な木目をつくるのだと思います。しかも当社のRPW技術では、木のいいとこどりが可能です。

多摩産材のスギの木目の美しさをさらに映えさせることができます。

木の新たな可能性を探る

高い防水性、防蟻性をもち、屋外で使っても腐らず劣化しにくい仕様への変更も可能な当社のRPW。その技術によって、屋外向けの家具や燃えにくい家具なども実現が可能になりました。

さらに、当社のRPWならではの大きなメリットもあります。RPWでは製造過程で同時に乾燥まで行うので、リードタイムが非常に短いのです。社有林から丸太で伐り出し、数か月後に家具として納品という対応も可能です。まずはご相談下さい。

  • 取締役社長の加藤昌宏さん:イメージ
    取締役社長の加藤昌宏さん
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