事業者紹介
木材活用地盤対策研究会
所在地 | 〒270-0222 千葉県野田市木間ケ瀬5472 飛島建設株式会社技術研究所内 |
TEL | 080-8422-1528 |
office@mokuchiken.com | |
ホームページ | https://mokuchiken.com/ |
本格的な利用期を迎えた日本の森林資源を有効活用するには、新たな木材需要の創出が必要です。建設事業、特に土木分野では、かつて使っていた木材が現在ではほとんど使われなくなりました。土木分野で設計法や施工法を現代版に改良し、新たな木材需要を創出することが木材利用の拡大につながります。
日本には沖積平野や埋立地などの軟弱地盤が国土面積の10%程度存在しますが、そこに人口の約半分、資産の3/4が集中しています。軟弱地盤は地下水位が浅く、地盤が軟らかいことが特徴です。地盤が粘性土の場合は常時における建築物の沈下や傾斜、地盤が砂質土の場合は地震時における液状化発生が課題となります。樹木は大気から光合成によりCO2を吸収し、炭素を固定します。丸太を酸素がない地下水以深に、軟弱地盤対策として打設することで、腐朽や蟻害は生じず、半永久的に炭素を地中に貯蔵します。丸太で「地中に森をつくる」ことで国土を強靭化し、温室効果ガスを積極的に削減できるのです。私たちはこの理念と工法の普及に努めています。